2008年01月

フェルマーの最終定理

フェルマー

 

 

 

 




たった今、読み終わりました。

最後の方は、早く最後まで読み終わりたいんだけど、読み終わってしまうのがもったいない…(>д<)オゥ!と思いつつ、ページをめくる手が止まらず。



内容は、フェルマーの最終定理と呼ばれる数学史上最大の難問をめぐり、3世紀以上にもわたって繰り広げられてきた数学者たちの苦悶、そして1997年にプリンストンの数学者アンドリュー・ワイルズによって完全証明されるまでの波乱のドラマを描いたノンフィクション。

読むのに、数学の小難しい知識は必要なし。なんたって、中学・高校時代は数学は大の苦手でテストはいつも赤点、授業中に先生に当てられて、本当に全くわからなすぎて、授業中に教室で泣き出したという恥ずかしい過去を持つ私ですら、貪るように読み進められましたから(笑)。



もう誰も解くことはできないだろうとさえ言われていたその難問を、子供の頃からの「絶対に解くんだ!」という情熱を忘れずに、7年に及ぶ孤独な研究と欠陥修正のための苦闘を乗り越え、ついに証明した世紀の数学者の挑戦には、本当に感動。そして、それ以上の爽快感。


また、その問題を証明するにあたって、重要な役割を果たす「谷山=志村予想」「岩澤理論」は、その名からもわかるとおり、日本人数学者、志村五郎、故谷山豊、故岩澤健吉によって生み出されたもの。同じ日本人として、誇りを感じられるドラマでもあった。


この問題が、数学界においてどんな意味を持ってきたのかといったことや、そもそも「証明する」ということはどういうことか、歴史上の数学者たちは、この問題をめぐってどのような軌跡を残してきたのか等も、わかりやすく、ドラマチックに描かれてる。
だから、内容の凄さもさることながら、書き手サイモン・シンの筆力に圧倒されっぱなしだった。この本の帯には、「超難解な理論を驚くほど簡単に説明する稀有な才能」と書かれているけど、それは間違いないと思う。フェルマーの最終定理の証明それ自体は、私には何十年かかっても理解できない代物だと思われるけど、そこから本当に必要かつ十分な部分を選び出し、素人のために丁寧に説明を加えつつ、勢いを落とさずにストーリーを進める文章力には、学ぶところが満載だった。



面白そうだけど、数学に興味ないし、難しそうかも…と思った人は、まず『博士の愛した数式』(小川洋子著 新潮文庫)を読んでみるといいかも。もし読んでみて、「数学って、面白いかも!」と思えたら(それ以外の感動もあるけどね)、絶対にこの本はおすすめ!!



因数分解ですらもうよく思い出せなくなってるし、日常生活の中で数学の知識を必要とされる場面もないし、数学の知識が増えているわけでも、この先増える予定があるわけでもないけど、数学なんて大嫌い、と思っていた自分はもういなくて、代わりにあるのは、わからないなりに「数学って、きっと美しいんだ」っていう思い。



こうして自分のなかの考え方が変わっていくきっかけを、たった1冊の本がくれたりするんだよね。


良い読書を♪

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心の針


心の針が振れることって、本当に人によって違うんだな〜。


世界って面白いわ。

KAKEiBO

夢と家計のノート

 

 

 

 

家計簿1.JPG家計簿2.JPG









素敵な家計簿見つけました。いや、出会いました。

買いました。



家計簿って言っても、「家計」じゃないけどさ。

でも、呼び方は大して重要じゃない。



大学の時、船に乗るためにお金を貯めなくちゃと思って、

家計簿つけてたんだ。

大学ノートで、自分なりにレイアウトを考えて。

できるだけ毎日。

バイト代は月に4万か5万くらいだったのに、

私は月1万5千円ずつ積み立ててた。

今考えるとすごいかも。

でも、その時の私にとっては、全然苦じゃなかった。

もちろん、欲しいものはあんまり買えないし、

おいしいものもなかなか食べられなかったけど、

お金のやりくりは、楽しかった。

夢に向かってるって思えた。



最終的にその大学ノートの家計簿は3冊にもなって、

私は船に乗った。

だから、今も大事にとってあるその家計簿は、

地道に行動することで本当に夢を叶えたっていう、

思い出の詰まった実績なのだ。成果物なのだ。



船を降りた後は、気が抜けたのもあったし、

特に切羽詰ってお金を貯める必要がなかったのもあって、

つけてなかった。

4月に社会人になった時に、またお金を貯めるためにつけるぞーと

思ったんだけど、続かなくて。

何回か再挑戦もしたけど、日々新しい仕事に慣れるのに手一杯で、

疲れて、毎日お金を管理するエネルギーまで残ってなくて、

ここまでほとんどお金のやりくりとかしてなかった。

ホントはしたいのにしたいのに〜って思ってできてないのも、気持ち悪かった。



けど、そんな日々も、やっぱり意味はあったんだろうって、思ったな。

いろいろ揃えなきゃいけなかった必要なものも、

出ていくお金のことを心配せずに揃えることができたし、

疲れているとき、おいしくて安全な食事を食べることもできた。

つながりを考えた買い物もできるようにもなった。

貯金こそほとんどないけど、学生の時には考えられなかったスピードで

着実に両親に借りたお金返せてるもんね。




昨日、「ここまでは今の仕事を続ける」っていうポイントをいくつか決めた。

そしたら、久しぶりにやっぱりちゃんとお金をやりくりして

お金貯めたい気持ちが、むくむくとわきあがってきた…!



今日出会った家計簿は、「夢」と暮らしをサポートしてくれる家計簿。

デザインもかわいくて、工夫もいっぱい。

つけるのが楽しみだ!!

さいたまな週末

話したいと思った時が話し時、と思って、KJKJに連絡したら、

いさきんち鍋に参加することに。いざ、神奈川・東京縦断!

ゆとおざことともよとKJKJと(じゅんちゃんとw)いさきとまちゃと私で

鍋を囲んで、きゃーきゃー言いながら食べた。楽しかったー。

みんな、ありがとう。特にいさきとまちゃね。


んで、いろいろ話は盛り上がり、おざこさんはお約束どおり終電を逃しw、

じゅんちゃんはとっとと寝てしまい、私とおざことKJKJで、トーク炸裂。

気付いたら、あれ?朝?みたいな。こんなのひさしぶり〜。

眠かったけど、寝るのがもったいなかった。


KJKJは新潟へ。

いさきも用事があって朝出かけたのに、私とおざこはおにぎりをほおばりながら

センター試験問題を解き(ちなみにおざこが英語で私が地理)、見事に2人とも8割越え。

なかなか気分よかった〜。


おざこは帰り、私は寝て、起きて、じゅんちゃんとごはんを食べに行った。

いさきママ、いさきパパ、ありがとう。いさきんち、居心地良すぎですマジ。

西川口駅前のなか卯で、うどんをすすりながら夢とかの話。

じゅんちゃんとゆっくり話せる時とかあんまないからね、嬉しかったよ。

現実はあって、でも夢は思い描くだけならいくらでもタダで、

疲れていろんなことがどうでもよくなってる時は逃げたいし、

でもきっと平穏と休息が与えてもらえれば、また「何か始めたい」って思うはず。

明けない夜はないんだけど、いつ明けるかはわからないんだよね〜。

私は東雲。って感じか。

じゅんちゃん、ありがとう。


更に北上。北上尾へ。

みるくとも話がしたくて連絡したら、マゲと3人で会えることに。

ステラタウンのレストランで、パン食べ放題のランチ♪
(あれ?さっきうどん食べたんじゃ…)

話したかった、今の仕事とこれからやりたいことの折り合いとか、バランスとかの

話も含めて、いろんな話できた。これまた楽しかったー♪

ありがとう、みるく、マゲ。


なんかさ、正直言うと、船を降りた時点では、今日みたいに、

みるくやマゲとこんなに楽しく3人で遊ぶ日が来るとか、全然考えてなかった。

そこまで、船でたくさん話してたわけでもなかったと思うし。

「みんなで、仲良し」ではあったけど、個人的に連絡とって会いに行くほどの

友達になれたとは、思ってなかったの。


いさきだってそうだし、じゅんちゃんだってそうだ。

いろいろ話せるって意味で仲良くなったのは、たぶん、船を降りてから。

おざこだって、ずいぶんお世話にはなってますけどw、

あんなにたくさんしゃべったの、初めてだったかも…!


個人的に本当に仲が良い、何でも話せる、って人は別として、

船で出会った友達の大半が、やっぱり「みんなで、仲良し」って感じで、

船を降りてからは、特に用がなければ個人的には連絡をしなかったり、

イベントごとで会っても、ひさしぶりの挨拶と軽い近況報告くらいだったり。

人数が人数だから、そういう人がたくさんいて別に悪いわけじゃないけど、

降りた後から、深まっていく縁もある。まだまだつながっていってる。

その可能性を、忘れたくないなって思う。

船で、あんまり話す機会がなかったから、あんまり気が合う人じゃないかもとか、

もうあの人とはそんなに縁がなかったのかもとか、簡単に思っちゃうのは、

もったいないよね。



川口も上尾も、やっぱり東京の街よりは、小田原みたいな郊外感、すき間があって、

人と物がぎゅうぎゅうに詰まった刺激的な東京よりも、居心地がよかった。

埼玉が、ちょっと身近になった週末でした。




あ〜楽しかった!
行ってよかった!

勢いで

札幌行きの飛行機予約しちゃった♪

初めての雪まつり(温暖化で見れなくなる前に…!?)。

今回は何人の友達と会えるかなっ?

サリーともゆっくりしゃべりたい。

去年、一昨年に続いて、気付けば3年連続だー。

よしよし、「近いじゃん」て感覚が戻ってきた。


あ、行きたいかも、って思って大阪に行ったのがよかったのかも。

大阪に行ったのだけがよかったわけじゃないだろうけど。



この勢いで、韓国も行こう。

奈良も行きたい。

熊本も!大分も!

もちろんタイにも行くし、

お金が許せばスリランカも…!?

しまなみ街道、走りたい。

年末には今度こそボリビアに…!

あと、沖縄ね。

他にも、いろいろ。




行ったら、
やっぱり来なきゃわからないことがあるってわかる。

今日も、千分の一くらいなら前進したと思う。


知らない町を歩いてて、古本屋を見つけてぶらりと入るのが好き。

こないだ大阪行った時に入った古本屋で見つけた本に載ってた詩。


「一日に千分の一ずつ前進すれば、
 十日で百分の一前進する。
 百日たてば十分の一前進したことになる。

 二年九か月でちょうど千日となる。
 だから二年九か月たてば、
 百%前進したことになる。

 『石の上にも三年』とはよく言ったものだ。
 一日千分の一前進主義でいけば三年ではおつりが出る。
 一日に千分の一の前進なら楽にできる。


 (『ん』より 山本紹之介 JDC)



3年で辞めるつもりで就職した会社。
仕事はそれなりに面白いけど、
「会社」っていう資本主義に則った組織が面白くなくて、
べつに親に早くお金返せなくてもいいから、
もう今すぐ辞めてしまおうかとか、
いや、やっぱりお金は返してしまいたいから2年は働こうかとか、
とりあえず経験として1年は乗り切ろうかとか、
借金返して自分のためにお金を貯めるには2年半か?とか、
いろいろ考えてたんだけど、
これ読んで、2年9ヶ月にしようかな、とかも
思ったり











思わなかったり…(笑)。

でも、早く辞めたいって気持ちばかりじゃないから、
ここまではできるようになりたい、とか、
せめてこの会社のこの部分には、新しい風を吹き込んでから辞めよう、とか、
辞めたいって思うくらいの経験もあってこそ、今の生活の意味がある、とか、
そういうことも思ってるからね。



あとね、辻信一さんの本とか、ダグラス・ラミスさんの
『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』を読むとね、
「前進」とか「発展」とか「成長」っていう概念そのものが、
必ずしも素晴らしいとはかぎらないよね〜、とも、
思ったり

思わなかったり。


夢、これからは周りに言います!

別に新年だからってわけじゃなくて、いろいろとタイミングが来ていて、
今まではあんまり自分の夢をたくさんの人には話していなかったけど、
これからはどんどん言っていこうかな〜と思い始めたので、ここでも書くね。


実現できなかった時に恥ずかしいから…とか、多くの人が思うであろう通り、
私も
もちろん思ってた。でも、別に実現できなくても(いや、するつもりでは
いるけど!)、私にはこんな夢があるんだ…!!って言える事が既に幸せだし、
周りに言うことによって集まってくる情報とかつながりとかの方が、ずっと
大事な気がする…!って考え方になってきたんだ。笑われても、いいや。


夢が叶った時の自分は、もちろん幸せだろうけど、
夢をかなえるまでの過程も、同じくらい幸せに楽しむつもり♪




・フリーのルポライター、エッセイストになって、私の書いた文章を
 たっくさんの人に読んでもらい、書いた私も、読んだ人も、幸せな
 気持ちになる

・外国の都市で、メッセンジャーをやりながら、シンプルに暮らす
 候補地:アムステルダム、ベルリン、ロンドン、NY、シドニー、パリetc.

・コーチングを勉強して、コーチの資格を取る
 モモのような聞き上手、引き出し上手になる


・また地球一周の船旅にも、Peace&Green Boatにも乗る
 今度は仕事で乗る

・日本全国にいる、ピースボートに乗った友達に、インタビューしに行く
 それを記事(ちゃんとした作品)にまとめ、HPを作って発表し、最終的に出版




どれから叶えていくかはまだわからないし、変わっていく夢もあると思うけど、
今の私が考えている、長期的な夢(予定)はこんな感じです。
現実的なことは、言われなくてもわかってるから、言わないでいいよ(笑)。




10年前に、今の自分の姿が想像できた?

この10年で、思ってもいなかったことが、たくさん起こったんじゃない?

この先10年間、好きに使っていいよって言われたら、何をする?

恐怖や不安が全くなかったら、何をする?



夢は、気付いたらある日突然叶ってるものじゃなくて、
地味で、楽しくて、めんどくさくて、わくわくする、ひとつひとつの作業を、
本当に一歩ずつ進めてくことで叶うんだって、私はもう知ってる。


行こう!

めぐってる

2007年、ありがとうございました。


さて、2008年最初の投稿だー。
ごぶさたしてました。
けっこう元気になってきた。
そろそろ書こうかな。


出航1

出航2

 

 

 

 


土曜日、横浜は大桟橋に、60回クルーズの出航を見に。
なんだかんだで、やっぱり出航には行ってしまうんだなぁ。

あんな雨の日に、あんだけの人数が集まってわいわいしてるなんて、
ピースボートくらいしかありえないでしょ。

寒かったけど、
見慣れたと言えばとっくに見慣れた光景だけど、
船が岸壁を離れる時は、胸がいっぱいになってしまった。
乗ってる全員に、見送ってる全員に、ドラマがある。


いってらっしゃーーーーーーーい!!!

頑張れよー、トパーズ☆

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