気がつけば、毎年、誕生日になると咲いててくれる。
玄関を出て、すぐ左前。大好きな、オレンジ色。
霄(空)を凌ぐ花。
傷付いていたお昼に、それを教えてもらって、涙が出た。
特別になってしまった。
「完璧に近い」って、
ただそう思ったから出てきた言葉だったけど、
口にしたことで、本当に完璧になったのかもね。
風の音、鳥の声、
暑くもなく、寒くもなく、
漂う思考、感じるぬくもり。
呼吸ひとつひとつが、とても気持ちよかった。
やだなー…って思うの、やめよ。
だって、もったいないもん。
朝、ふと、そんな風に思った。
この「もったいない」は、
いさきと話した時の「もったいない」と一緒の意味だ。
あの時の、「だって、もったいなくてー!」はさ、
あの瞬間に出てきた“本当の理由”だった気がする。
言いながら自分で「なるほど〜!それか!」って思ってた。
私は、もっと楽しんでいい人。