2010年01月

余裕のある年にしようと思ったら

余裕のある年にしようと思ったら、
まずはひと月ひと月を余裕のある月にすればいいわけで、

余裕のある月にしようと思うなら、
一週間一週間を余裕のある週にすればいいし、

余裕のある週にしようと思ったなら、
一日一日を余裕のある日にする必要があるし、

余裕のある日にしようと思うのなら、
その日の一時一時を、余裕のある時間にすればいい。

だから、今この瞬間にはたと立ち止まり、
(体は動いてたとしても、心を立ち止まらせて)
余裕のある自分になってみる。
余裕を感じてみる。

さっきまで感じていたイライラや焦りを、
ちょっと高いところから見下ろしてみる。長い目で見てみる。
そうすると、けっこう大したことじゃなかったりするもんだ。

全体は、細部からできている。

初初詣

鳥居


今日は、人生初の(!)初詣に行ってきました。

私は元クリスチャンで教会育ちなので、

日本人ながら、神社仏閣にまるで縁がなかったのです。



茜と二人で、鎌倉の鶴岡八幡宮へ。

人生初おみくじも引きました。

「中吉」でした。

まぁまずまず?


実際に自分で行って体験してみたら、

なんでみんなあんなこぞって初詣に行くのかちょっとわかった気もしました。

なんていうか・・・

一種のエンターテイメントだよね?

家族とか友達とか好きな人と出かけられて、

信じる度合いはピンキリだろうけど、一応お願い事ができて、

おみくじ引いて、お互いに見せ合って笑ったりして。

そんでちゃんと伝統に基づいた背景みたいのがちゃんとあるんだから、

「文化的なことをしてる」っていう満足感みたいのもあってさ。

そんなに信心のない方々にとっては、いい娯楽なんだろうなぁって思った。


実際、楽しかったです。

おみくじ、また引きたいな〜。

切干だいこん。

司馬遼太郎の『酔って候』を読んだ。
会社の先輩に借りっぱなしだったやつ。
いいかげん返さなきゃ〜と思って。

久しぶりの歴史小説だったから、
世界に入っていくのにちょっと時間がかかったけど、
面白かった。

『酔って候』は、幕末の諸賢候、土佐の山内容堂、薩摩の島津久光、
伊予宇和島の伊達宗城、肥前の鍋島閑叟をそれぞれ主人公にして
書かれた短編集。(あ、久光は「賢候」じゃなかったです・・・。)

もともと幕末は好きだけど、
入り口が新選組とか龍馬なもんだから、
同じ時代と言っても、どうも殿様の名前とかどんな人だったとか
いつも頭に残らないんだけど、これを読んだら、だいぶイメージができた。



そうして、読みながら思ったのは、
歴史小説って、乾物を水で戻したのと似ているなぁ・・・
ということ。

登場人物たちは、実際にこの世に生きていた実在の人々で、
生まれてから死ぬまで、要約の出来ない「人生」を送った。
これが、まぁ、生のだいこんとしましょう。

そして、その人たちが生きた痕跡みたいなものが、残るわけだよね。
その人が書いた手紙だとか、その人の仕事を記録した資料だとか。
それを元に、後世の人々は歴史の一部分としてその人を知る。
日本史の教科書に出てくるような、無味乾燥で、生きた感情の付随しない、
単語の羅列でまとめられた、データとしての「人生」。
これが、カラカラに乾いた切干だいこんですよ。

で、そのカラカラ切干だいこんな資料やデータに、
想像力と筆力という水を注ぎ込んで感情やドラマを取り戻した「人生」を読むのが、
歴史小説ってわけです。でも、水で戻した切干だいこんは、
やっぱり元の生のだいこんのシャキシャキ感を持ってはいないわけで。
全てを復元することは無理なわけで。
何かが失われた形で味わいなおすことになるのは必至なわけで。
そんなところが、水で戻した切干だいこんだなぁと思うのです。

もひとつ切干だいこん的だと思うところがあって、
乾物って、乾燥させることによって旨味が凝縮されるじゃない?
だから、失っていると同時に、乾物にしたからこそ得られているものもあるんだと思う。

歴史上、本当のところはどうだったのか、わからないことはたくさんあって、
ディテールになればなるほどそうなはず。
でもだからこそ、そういう部分に関しては想像力で補って、
ドラマを展開していくことができる。
わかってるところが肝になってるからこそ、ディテールで遊べるっていうか、ね。


そんなことを考えていた正月二日でした。

2010

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


2009年を少し振り返ろうと思ってたら、
友達がmixiの日記で「'00年代」を振り返っていた・・・!
そっかー
「'00年代」が終わったのねー、と思いました。

2009年は、余裕のない年だったと思う。
仕事で消耗して、3年を待たずに辞めそうになったり、
いろんなことがどうでもよくなってしまって、鬱っぽくなったり、
家族との関係もなんだかめんどくさくなってしまったり・・・。
とにかく心に余裕がなくて、「あれやらなきゃ」とか「休みたい・・・」とか
思ってる時間が本当に多かった気がする。
だから、すっっごい長かったです、2009年・・・。

でも、そんな中で、
「元気の出し方ってどうだったっけ・・・?」ってくらいに
疲れてた私を
元気づけに来てくれた久しぶりの友達と会って飲んだら、
なんだかとっても居心地が良くて、一緒にいるだけで楽しくて、
その人が彼氏になりました。
2009年の自分の中での最大のニュースはやっぱこれだなぁ。
なかなか会えないけど、その存在にすごーく励まされてる。
いつも、ありがと。


2010年は、余裕のある年にしたいな。

3月で今の仕事を辞めて、しばらくは自主的サバティカルという感じで、
働いてたらなかなかできなかったことをいろいろするつもり。
そうして充電して、また新しい仕事を始める予定です。
まだ具体的には始動してないけど、東京で一人暮らしもする予定なので、
ぜひ遊びに来てね♪

自主退職経験のある人!プー太郎経験のある人!
(うわー、いくらでも出てきそうw 特に船系ww)
それから、一人暮らし経験のある人!
会ったら、アドバイスとかお得な情報とか、プリーズ!
なんなら近況報告ついでにメールで送ってくれてもいいよ♪

たくさんの変化が待っている年になりそうです、2010年。
初めて挑戦することもいっぱいで、ドキドキだけど・・・
そんな不安を凌ぐ勢いで膨らむ期待感を味わいながら、
また成長したり、つながったりしてっちゃおう☆と思います。



ありあまる富 / 椎名林檎  @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=TuJORqlZvZU&feature=related



今日、ぼけーっとお昼ごはん食べてたら、
たまたまついてたスペースシャワーTVで2009年のチャートをやっていて、
最近の音楽シーンにすっかり疎くなってる私は
「ちょっと勉強しよう(笑)」と思ってそのままぼけーっと見てた。

同じようなこと言ってる歌でも、
やっぱり時代に沿って再生産される必要ってあるんだろうなーなんて思いながら。


そしたらこの曲が流れて。
歌詞に感動した。

胸にぐっとくるような歌も、相変わらず作られ続けているんだなーと思えたよ。
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