Nachico's logbook

쓰고 싶을 때에, 쓰고 싶은 말으로, 쓰고 싶은 것을, 쓰고 싶은 만큼.

2011年01月

朝。
開館とともに入館した2人の男子学生。
しゃべりながらカウンターにやってくる。
どうやらひとりが本を返却したいらしい。

学生A   カウンターに近づき、鞄から本を取り出す

   「あ、返却ですか?」

学生A   「そうそう、あの、返品で…」w

学生B   「返品かよw」

   「あはは。あぁ、返品で」(もちろんのるw)

学生B   「なんかダメなとこあったんだ?w」

   「あはは。申し訳ございませんw」(ニヤニヤしながら、のるw)

学生A   「そうなんですよ。なんか、前に誰かが借りた形跡が…」w

   「あははははは。そりゃそーでしょー!w」

しゃべりながら、返却処理(もう慣れたものです)。

   「はい、けっこうでーす」 ←返却処理した後いつも言う言葉。

学生A   「ありがとうございましたーw」

こんなやりとり(うーむ、伝わる?)。
毎日あるわけじゃないけど、あるとすごく楽しー☆


1月2日。
箱根駅伝4区を走る選手たちを応援しに行った。

PA0_0183
早稲田の4区、前田くん

長年小田原に住んでいながら、
初めて沿道で応援したのは高校生になってからだった。
最初の感想は、とにもかくにも「速っ!!」。
私が100mを全速力で走るくらいのスピード(か、それ以上!)で、
選手たちは一瞬にして目の前を過ぎ去っていく。

テレビで見ていると、
全国規模の何かデカいことが起こってる気がするけど、
現場はかなりあっけない。
選手たちが通り過ぎる30分前くらいに人が集まりだして、
通り過ぎていく20分くらいの間ひとしきり応援したら、
あっという間に交通規制も解除され、人々は散ってゆく。
「テレビで見てる感覚と、現実に起こっていることはどうも違うらしい」と思ったっけ。

それでも、その短い時間の中にやっぱりものすごい非日常な感覚があって、
お祭り騒ぎのような空気に相好が崩れる。
豚汁やらおしるこやらを無料で配ってるお店があったり、
知り合いでもなんでもない隣にいるおばちゃんとおしゃべりしたり。
特定の大学を応援するというより、
みんながどの大学のどの選手もを応援するという雰囲気も、とても好きだ。

こんだけの規模で野次馬が正当化されるイベントも、そうそうない。
1月3日の復路は、実家でテレビに噛り付いて見てたけど、
固定カメラポイントで、区間賞選手のインタビューの後ろで、
どうにかこうにかテレビに映って目立とうとする奴らがわんさかいて、
「あ〜平和だな〜」と思ったりしたよ(笑)。


もともと箱根駅伝は、年によって観たり観なかったりで、
私にとってはそれほど重要なイベントでもなかった。
今までの人生で、一番多かったパターンは、
「小田原〜箱根あたりが映ってる時だけ観る」という・・・(笑)。

でも、今年は必ず最初から最後まで全部観ると決めてた。
なぜならば、三浦しをんさんの『風が強く吹いている』を読んだから!

風が強く吹いている



箱根駅伝をテーマにしたこの小説は、
映画化もされたので知ってる人も多いかもしれない。





私はこの小説の存在を知った時に、
「あー絶対私これ好きだと思う」「読んだら絶対泣いちゃう」と思った。
私の中で箱根駅伝は昔から「ちゃんと観たら、絶対に感動するもの」だったからね。

そんな期待を抱えながらも(抱えてたがゆえに?)、
なかなかタイミングが訪れず読めていなかったこの小説を、
去年の12月にやっと読んだ私。
なんだかもったいなくて(そう!ずっと、読むのが「もったいなかった」んだ!)、
ひとシーンひとシーン、丁寧に読んだ。
そして、「期待しすぎて、大したことなく感じられちゃったらどうしよう・・・」という
私の心配もよそに、やっぱり素晴らしい感動をもらったのでした。

駅伝?あんまり興味ないけど、どのへんが感動なの?
・・・という人にこそ読んでもらいたい物語だなぁ。

ちなみに、私は単行本のカバーイラストが大大大好きなので、
文庫本じゃなくて単行本をおすすめしたい。
読み進めながら、何回も何回もカバーイラストを眺めてニヤニヤしてしまう・・・
そんな、ナイスセンスな(芸の細かい!)絵なのです。

風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)

こっちじゃなくて・・・
文庫本

風が強く吹いている

こっちね・・・!!
単行本

さて、早稲田の感動的な優勝を見届けた復路から明けて、1月4日。

興奮冷めやらぬ私は箱根まで行ってしまいましたとさ。

PA0_0181

というか、
ピースボート仲間のあっぴー(箱根在住)と遊ぶ約束をしてたからなんだけどね。

小田原駅からのバスに乗り、
柏原くんたち選手の面々が走ったばかりの箱根の山道を、窓越しに辿る。
宮ノ下の交差点を曲がったところの傾斜は、本当に「壁」のような坂だった。
『風が強く吹いている』の中では、「神童」が上った箱根路。
そんなことにも思いをいたしながら、私も走っているような気分になっていた。

PA0_0182

そして、昨日は人でごった返していた往路のゴール地点・復路のスタート地点である
芦ノ湖のほとり、箱根町港も、一日経てばこのとおり。
でも、「一昨日はここで柏原くんが・・・!」「昨日はここから高野くんが・・・!」と
ひとり感慨に(というよりミーハーに)ふけってみたりした。

それからあっぴーと合流して、まずは箱根駅伝ミュージアムへ。
前から気になってはいたんだけど、このタイミングで来れてよかった。
こじんまりした資料館なので、観ても30〜40分くらい?と思っていたけど、
結局1時間半くらいかけてじっくり資料を観て回った。

1917(大正6)年に4校から始まったこの駅伝大会の歴史と、
数々の記録、そしてエピソードが
映像やパネルで紹介されていた。
ごぼう抜き記録20人のギタウ・ダニエル選手や、
3年連続区間新記録を更新した佐藤悠基選手や今井正人選手など、
同じ人間とは思えないすごい人たちの記録がたくさん・・・!
さずがの長い歴史だけあって、様々なドラマが生まれてきたみたいだ。

館長さん直々に、
「箱根駅伝の金メダルは17個。
  エントリー選手は16人。
  監督にはメダルではなく金杯。
  では、残りの1個は?」
という話を聞かせてもらえたのは、とってもよかったー。

PA0_0179
トイレ表示も襷かけて走ってるよ


その後は、芦ノ湖の海賊船(たぶん、ちょうどゴーイングメリー号くらいの大きさ!)に
10分だけ乗って元箱根に行き、芦ノ湖のワカサギ(フライ)を定食で食べた。


PA0_0175

元箱根のコンビニでは、店内に駅伝の映像が流れ、
各大学のミニ幟が店内に掲げられ、「歓迎!箱根駅伝」の横断幕が。
箱根駅伝グッズも売ってたよ。

PA0_0176
ちょっとほしい

これは、「箱根駅伝を歩こう」という名の歩数計。

大学名は自由に登録。歩幅、体重、時計をセットして簡単にスタート。歩数を距離に換算して距離に応じて沿道の景色やアナウンサーのコメントが液晶画面に表示 されます。一日の歩数で順位変動があり、成績によって無念の繰上げスタートや涙の途中棄権もあり!上位でのフィニッシュを目指し、歩いてつなげ母校の襷!
・・・だってさ!(笑)
アイデア商品!

余談だけど、私はこの日本テレビの箱根駅伝のロゴマークがすごく好きです。
「A」が山になっていて(おそらく富士山であり、箱根でもある)、
「O」が日の丸になっていて、線は金色で、
ニッポンのお正月の雰囲気が絶妙に表されてる。
山へと続く道、山から伸びる道もちゃんと表現されてる。
毎年見るたびに、「これ作った人、いい仕事したなぁ」って思うのだ。

ごはん食べた後は箱根神社に初詣に行き、
帰りもまたランナー気分で(バスに乗って)山を下って帰ってきました。


『風が強く吹いている』では、それぞれの区間を走りながら、
モノローグのような形で選手の心象風景が描写される。
ひとりひとりの過去や、どんな思いでこの駅伝に臨んだのかが、
丁寧に描き出される。

10人の選手の中で、私が唯一泣いてしまったのが、
山下りの「ユキ」の独白だった。
それを思い出しながら、浸りながら、暮れてゆく箱根路を下った。



来年も、再来年も、私は箱根駅伝を観るだろうな。
思い入れはどんどん深まるだろうな。

そしていつか私も、箱根駅伝のことを文章にできたらいいな。
物語を紡いでいくひとりになれたらいいな。

そんなことを思ったお正月だった。




c1e7dbfd.jpg絵に描いたような青空と

真っ白い富士山。

あけましておめでとうございまーっす。

いまから箱根駅伝見に行ってきまーっす(国府津駅前)。

今年もよろしくお願いしまーっす。

東洋大学が1年生の双子の襷リレーで、『風が強く吹いている』だ!!…と思ったのは、私だけではないはずーっ。

このページのトップヘ