生まれて初めて、プロの小説家が実際に作品を生み出しているその現場を目撃しました。
高橋源一郎さんがツイッターを使ってリアルタイムで作品を配信する(つぶやく)「午前0時の小説ラジオ」。
それだけでも「何それ!面白い!」と思うのに、さらにその執筆をUSTREAMで生中継しようという企画がイトイさんのほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)で行われて、さっきまで食い入るように見てました(読んでました(聞いてました))。
私は高橋源一郎さんの小説は3作品ほど読んだことはあるものの(というか3作品しか読んだことがないと言うべきか)、どんな作家なのかはいまいち知らず。
ただ、アヴァンポップというジャンルの小説を書いたりしている人だという生半可な知識はあったので、ツイッターを使って「小説」を「ラジオ」で届けるというアイデアを思いつくのは流石だなぁ!なんて思ったりしました。
※アヴァンポップ=アヴァンギャルド(前衛的)+ポップ(大衆向けの面白く読めるもの)
24時開始とのことだったので、バイトから帰ってきて、とりあえずゴハン食べて一旦寝ました。23時半に目覚ましをかけて・・・。
目覚ましに起こされ、パソコンを立ち上げて、だいぶ雪が積もってることを知り、外を見てびっくりー。真っ白です。庭の植木が雪の重みで傾いている・・・。
そこから、しんしんと雪の降り積もる夜を、高橋さんのカタカタパチパチと鳴るタイピングを聞きながら、数分毎にあがってくるツイートと、同じ中継を見ている人たちのつぶやきを読みつつ、小説家の仕事を見つめていました。
今日のは小説というよりエッセイっぽかったかな。
ツイッターなので、高橋さんのページで読めますよ。
http://twitter.com/#!/takagengen
とても興味深い話でした。
いつもの癖で「ここで今これを見ていることは、あとからどれだけの価値があったと振り返るんだろう」とか「今日この中継を見たことが、私の人生にどんな影響を及ぼすんだろうか」なんて考えちゃったりもしたけれど、できるだけただ“いま”を楽しもうと思いながら見てました(読んでました(聞いてました))。
簡単なメモと、引用のための文献のみを脇に置いて、即興で書かれていく作品。高橋さんの頭の中で起こっていることは、「見えない」けど、数分おきに文章となってその片鱗が現れる。それを読み、次の文章を待つ人々が夜更けに約1600人・・・。
リアルタイムで発表される作品の内容に対する感想や意見と、このパフォーマンスアートとも捉えることができる試みに対する感動や感心、驚きの声が、逐次つぶやかれ、この時間を共有している実感を高めていました。
その現場に立ち会うことができて、本当に面白かったです。
「おそらくこんな感じで仕事しているんだろう」という想像と、実際にその仕事をしているところを自分の目で見るのは、やはり違うことなんだと感じましたねぇ(想像と現実が合っていたとしても)。
ひとりの小説家が、ひとり部屋に入り、ただ単にノートパソコンに向かって文章を書いている、ただそれだけを中継してるんです。他には何も起こらない。タイプの音と、時々溜息。
「書く」っていう行為が、さらに好きになれる気がしました。
また明日もやるとのこと。
http://www.1101.com/shosetsu_radio/2011-02-14.html
気になった方、いっしょに夜更かししましょう。
高橋源一郎さんがツイッターを使ってリアルタイムで作品を配信する(つぶやく)「午前0時の小説ラジオ」。
それだけでも「何それ!面白い!」と思うのに、さらにその執筆をUSTREAMで生中継しようという企画がイトイさんのほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)で行われて、さっきまで食い入るように見てました(読んでました(聞いてました))。
私は高橋源一郎さんの小説は3作品ほど読んだことはあるものの(というか3作品しか読んだことがないと言うべきか)、どんな作家なのかはいまいち知らず。
ただ、アヴァンポップというジャンルの小説を書いたりしている人だという生半可な知識はあったので、ツイッターを使って「小説」を「ラジオ」で届けるというアイデアを思いつくのは流石だなぁ!なんて思ったりしました。
※アヴァンポップ=アヴァンギャルド(前衛的)+ポップ(大衆向けの面白く読めるもの)
24時開始とのことだったので、バイトから帰ってきて、とりあえずゴハン食べて一旦寝ました。23時半に目覚ましをかけて・・・。
目覚ましに起こされ、パソコンを立ち上げて、だいぶ雪が積もってることを知り、外を見てびっくりー。真っ白です。庭の植木が雪の重みで傾いている・・・。
そこから、しんしんと雪の降り積もる夜を、高橋さんのカタカタパチパチと鳴るタイピングを聞きながら、数分毎にあがってくるツイートと、同じ中継を見ている人たちのつぶやきを読みつつ、小説家の仕事を見つめていました。
今日のは小説というよりエッセイっぽかったかな。
ツイッターなので、高橋さんのページで読めますよ。
http://twitter.com/#!/takagengen
とても興味深い話でした。
いつもの癖で「ここで今これを見ていることは、あとからどれだけの価値があったと振り返るんだろう」とか「今日この中継を見たことが、私の人生にどんな影響を及ぼすんだろうか」なんて考えちゃったりもしたけれど、できるだけただ“いま”を楽しもうと思いながら見てました(読んでました(聞いてました))。
簡単なメモと、引用のための文献のみを脇に置いて、即興で書かれていく作品。高橋さんの頭の中で起こっていることは、「見えない」けど、数分おきに文章となってその片鱗が現れる。それを読み、次の文章を待つ人々が夜更けに約1600人・・・。
リアルタイムで発表される作品の内容に対する感想や意見と、このパフォーマンスアートとも捉えることができる試みに対する感動や感心、驚きの声が、逐次つぶやかれ、この時間を共有している実感を高めていました。
その現場に立ち会うことができて、本当に面白かったです。
「おそらくこんな感じで仕事しているんだろう」という想像と、実際にその仕事をしているところを自分の目で見るのは、やはり違うことなんだと感じましたねぇ(想像と現実が合っていたとしても)。
ひとりの小説家が、ひとり部屋に入り、ただ単にノートパソコンに向かって文章を書いている、ただそれだけを中継してるんです。他には何も起こらない。タイプの音と、時々溜息。
「書く」っていう行為が、さらに好きになれる気がしました。
また明日もやるとのこと。
http://www.1101.com/shosetsu_radio/2011-02-14.html
気になった方、いっしょに夜更かししましょう。