Nachico's logbook

쓰고 싶을 때에, 쓰고 싶은 말으로, 쓰고 싶은 것을, 쓰고 싶은 만큼.

2011年02月

生まれて初めて、プロの小説家が実際に作品を生み出しているその現場を目撃しました。

高橋源一郎さんがツイッターを使ってリアルタイムで作品を配信する(つぶやく)「午前0時の小説ラジオ」。
それだけでも「何それ!面白い!」と思うのに、さらにその執筆をUSTREAMで生中継しようという企画がイトイさんのほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)で行われて、さっきまで食い入るように見てました(読んでました(聞いてました))。

私は高橋源一郎さんの小説は3作品ほど読んだことはあるものの(というか3作品しか読んだことがないと言うべきか)、どんな作家なのかはいまいち知らず。
ただ、アヴァンポップというジャンルの小説を書いたりしている人だという生半可な知識はあったので、ツイッターを使って「小説」を「ラジオ」で届けるというアイデアを思いつくのは流石だなぁ!なんて思ったりしました。
※アヴァンポップ=アヴァンギャルド(前衛的)+ポップ(大衆向けの面白く読めるもの)

24時開始とのことだったので、バイトから帰ってきて、とりあえずゴハン食べて一旦寝ました。23時半に目覚ましをかけて・・・。
目覚ましに起こされ、パソコンを立ち上げて、だいぶ雪が積もってることを知り、外を見てびっくりー。真っ白です。庭の植木が雪の重みで傾いている・・・。

そこから、しんしんと雪の降り積もる夜を、高橋さんのカタカタパチパチと鳴るタイピングを聞きながら、数分毎にあがってくるツイートと、同じ中継を見ている人たちのつぶやきを読みつつ、小説家の仕事を見つめていました。

今日のは小説というよりエッセイっぽかったかな。
ツイッターなので、高橋さんのページで読めますよ。
http://twitter.com/#!/takagengen
とても興味深い話でした。

いつもの癖で「ここで今これを見ていることは、あとからどれだけの価値があったと振り返るんだろう」とか「今日この中継を見たことが、私の人生にどんな影響を及ぼすんだろうか」なんて考えちゃったりもしたけれど、できるだけただ“いま”を楽しもうと思いながら見てました
(読んでました(聞いてました))。

簡単なメモと、引用のための文献のみを脇に置いて、即興で書かれていく作品。高橋さんの頭の中で起こっていることは、「見えない」けど、数分おきに文章となってその片鱗が現れる。それを読み、次の文章を待つ人々が夜更けに約1600人・・・。
リアルタイムで発表される作品の内容に対する感想や意見と、このパフォーマンスアートとも捉えることができる試みに対する感動や感心、驚きの声が、逐次つぶやかれ、この時間を共有している実感を高めていました。

その現場に立ち会うことができて、本当に面白かったです。

「おそらくこんな感じで仕事しているんだろう」という想像と、実際にその仕事をしているところを自分の目で見るのは、やはり違うことなんだと感じましたねぇ(想像と現実が合っていたとしても)。
ひとりの小説家が、ひとり部屋に入り、ただ単にノートパソコンに向かって文章を書いている、ただそれだけを中継してるんです。他には何も起こらない。タイプの音と、時々溜息。

「書く」っていう行為が、さらに好きになれる気がしました。


また明日もやるとのこと。
http://www.1101.com/shosetsu_radio/2011-02-14.html

気になった方、いっしょに夜更かししましょう。

付かず離れず、というか、
時々、何年かに一度くらいのペースで、
心惹かれる存在ではあった。

いつか、ものすごく好きになるかもしれない、
心のどこかでそう思ってた気がする。

だけど、このままなんとなく、
遠巻きに眺めながら終わるのかもしれない、
そんな風にも感じていた。

ついにタイミングが来たみたいだ。

その相手は、
“BUMP OF CHICKEN”。

*** *** ***

日曜日の夕方、
近くのスーパーに買物に行った。
そのスーパーはいつも、安っぽいメロディーのJ-POPカラオケを流している。
その日も、「ちょっと懐かしいヒット曲」あたりが無難に流れていて、
好きな曲が流れると、鼻歌を合わせたりしながら買物をしていた。

お菓子の棚を眺めていたとき、「あれ?この曲なんだったっけ?」と思うメロディーが
流れてきた。「確か・・・バンプの曲だったような・・・」
改めて聴くとけっこう好きなメロディーだし、確実に聴き覚えがあるのに、
タイトルも歌詞の内容も全然出てこない。

家に帰ってから、Youtubeで、それらしき曲を探してみた。
つまり、BUMP OF CHICKENの、私の中でタイトルと曲が一致してないシングル曲を順に再生してみた。
そして、その曲が「supernova」だとわかった。

今まで、聴いたことはあってもほとんど意識してなかったのに、
初めてちゃんと聴いてみたら、びっくりするくらい素敵な曲だった。
それから、何回も何回も再生した。

*** *** ***

私のバンプとの出会いは、きっと多くの人がそうだったのと同じように、
『天体観測』。高2か高3だったと思う。
その頃一番仲のよかったクラスメイトのannがさっそくファンになって、
私にもカセットテープを作ってくれたっけ。
シングルの『天体観測』と、アルバムの『FLAME VEIN』、
『THE LIVING DEAD』の音源が入ったカセットだった。
けっこうよく聴いてたと思う。

これまたバンプを好きになる人の多くの人がそうであるのと同じく、
私も『K』という曲に衝撃を受けた。
「歌で、こんな表現ができるんだ・・・」というインパクト。
歌詞における
ストーリーテリングの才能は言うまでもないけど、
それ以上に、私にとっては、
タイトルのネーミングセンスが
「さりげなくエピソードを置いておく粋」のようなもの(その頃の私には、
こんな風な言葉で表現する頭はなかったけど)を感じさせた。

だけど、そのセンスが逆に気障に感じられてしまったり、
歌詞の世界の完成度の高さが、なぜかいけ好かなく思えてしまう部分もあって、
その時は「これ、大好きだ」とまでは思わなかった。

*** *** ***

その後も、ヒットチャートに入ってくるような曲はなんとなく把握してたものの、
CDを買ったり、借りたりしてまで聴くほどの思い入れはなかった。

唯一の例外は『車輪の唄』で、
ラジオから流れてきたこの曲を初めて聴いたとき、私は泣いた。
それから数年間、この曲を聴くときは「何かをしながら聴く」ってことができなかった。
あまりにも自分の中で特別な曲になってしまって、BGMとして聴きたくなかったから。
ただ、耳を傾けて、“聴くために”聴く。歌詞とメロディーに、情景を思い浮かべる。
いつもそうしていた。
CDが欲しかったけど、「聴きたいときにいつでも聴けると、有難みがなくなるし、きっと飽きるのも早くなってしまう。それは悲しい」と思って買わなかった。
私にとってのバンプは、少なからず「『車輪の唄』のバンプ」だった。

annからもらったカセットの中の曲にも、気に入ったのがなかったわけじゃないけど
(例えば、『リリィ』という曲がけっこう好き)、カセットテープはだんだん聴かなくなって
いったし、まだYoutubeもない頃だったから、CDで音源を手に入れなければ、
日常的に聴くラインナップからは消えていくのが自然だった。

それに加えて、初めてつきあった人がたまたま『ラフ・メイカー』がとても好きだったから、その人にフラれた後しばらくの間は、なんとなくバンプの曲とは距離を置くようになってたってのもあった。

*** *** ***

それでも、いまや大好きなRADWIMPSを聴き始めたばかりの頃、
「これはー…明らかにBUMP OF CHICKENを聴いてきた人たちだ」と思ったっけ。
そのくらいには、バンプの音楽の雰囲気というか、世界観を、
やっぱり意識はしてたんだろうなぁと思う。

『supernova』を繰り返し聴いているうちに、他の曲も聴いてみたくなって、
聴いてみた。(Youtubeって、10年前の自分が見たらホント夢のようだよ)
「なんで今まで、聴いてなかったんだろう?」ってくらい、心に入ってくる。

まるで、ずっと閉じ込めてた思いを、やっと自分で認めてあげられたような気分。

supernova / BUMP OF CHICKEN  @Youtube




『supernova』を辞書で引いたら、「超新星」と載っていた。
「超新星」を別の辞書で引く。

「大質量の恒星が一生の最後に起こす大爆発。星が急激に明るく輝く」。

*** *** ***

曲がいいというのはもちろんだけど、
「もっとこのバンドのことを知りたいな」と思ったのは、
ベースの人に心を動かされたのも大きい。

私は、
自分がベースを練習してたことがあった影響で、
バンドが演奏しているところを見るとき、いつもやたらとベーシストを見てしまう。
バンプのベースの人は、印象的だった。
こんな風にベース弾いたらむっちゃ気持ちいいだろうなーってくらいに、
全身でリズムを弾いてる。

Wikipediaやファンの人のHPでいろいろ調べていったら、
その彼のあだ名は、「チャマ」っていうんだってことがわかった。
ほんの数日前まで、私にとって名前のなかったひとりのベーシストが、
ちょっと特別になった。

そうそう、何かを、誰かを好きになっていくときって、
こういう感じなんだった。

*** *** ***

NHKで放送されたらしき、「スーパーライブ」の『supernova』を、
これもまたYoutubeで見た。

胸がぎゅうっとなって、うずくまって、泣きそうになった。


今、間違いなく言える。
私はこのバンドが、大好きだ。

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