やっと読めたーー!!!
連載が終了したのが1994年だそうだから、20年も前のマンガなわけだ。
この作品は、私の「いつかはあのマンガが読みたい!(でも、何が何でもそのためにお金を貯めて手に入れるぞってほどでもない…)歴」の筆頭に挙がる、非常〜〜に微妙なバランス(「読みたい!」と「そのうち…」)のもとに、先送りにされてきた作品でした。
古本屋で買おうかどうか迷って結局買わず…って何回やったかわかんない!
リアルタイムでどのくらい人気があったのかは、当時の私には知る由もなかったけど、雑誌のマンガ特集なんかでは、おすすめの少女マンガとしてかなりの確率で名前を見かける作品で、「よっぽど魅力的なマンガなんだろうな」っていう印象は、ずーっとずーっと変わらなかった(そのわりに、身近な人からの評価はとんと聞かなかった)。
だから、ずーっとずーっと気になってた。
でも、巻数が多いってのが一番のネックでさ。
やっぱり小学生とか中学生のおこづかいじゃ揃えらんないわけよ。
そして、他にも読みたいマンガはたくさんあるし、新しくて面白いマンガがどんどん出てくる中で、だんだんと「もうけっこう昔の作品だし」「機会があったら読もう」みたいな感じで、優先順位下がっていった。
あらすじを読んでも、いまいちピンとくる内容じゃなかったってのもある。
だけど、それが「できるだけ早いうちに絶対読む!」に“格上げ”されたのは、去年の夏に『かん子のミニミニマンガ入門』という本を読んだから。
この本は、図書館員のためのマンガガイドで、簡単に言えば、予算の限られている(マンガにかける予算なんてもっと限られている)公共図書館や学校図書館に、どんなマンガを置いたらいいか…というマンガの選書指南書なんですね(著者の赤木かん子さんは、子どもの本の世界ではちょっと知られた人)。
この本の何が良かったかって、「アダルトチルドレン(AC)」っていう概念を、かなり中心的なテーマとして取り上げて選書してて、ACっていうカテゴリーだけでも、すごくたくさんのマンガを紹介してたこと!
そう、この本で『ぼく地球(ぼくたま)』がACを描いたマンガだってことを知って、俄然読みたくなったってわけ。
読むまでの話がだいぶ長くなっちゃいましたが…
読んでみて、これはまさに「ACであるが故の壮大なすれ違いの物語」だなって思った。
来世にまで持ち越してるからね…すれ違いを…(^_^;)
ACっていう概念を知らずに読んだら、もしかしたら「えー!?何で相手を信じられないの?信じてあげなよ!かわいそう!」って思ってしまってたかも。
てか、そもそも木蓮が紫苑みたいな人を好きになる意味が理解できなかったかもしれない。
だけど、今の私にはわかる。
信じたいと思っても、信じられない、染み付いた心の癖。
相手に気持ちを確認する方法を学べなかった子ども時代。
感情は表現していいものなのだと知らずに大人になった人の見せる不可解な態度。
たぶん、中学生の私がこのマンガを読んでも、半分も理解できなかったに違いない。
正直、未だに「?」って思うところもあるくらい。
ブックオフで買って、読み終わったらまた売ってしまおうと思ってた文庫本全12巻だけど、気に入って、売れなくなっちゃった。
この先読み返した時に「?」が「!」になるのが楽しみと思ったし。
20年以上前の作品だけど、人間関係を描いたものだから、古く感じないな。
たくさん感情移入した。
時代がかって見えるのはファッションくらいかな。
半分はSFだからってのもあるか。
実は、ブックオフで続編『ボクを照らす月の光―ぼく地球 次世代編―』をたまたま発見し(ホントに続編好きだよなぁ私…笑)、読了後さっそく読み始めちゃった☆
絵がずいぶん変わってて違和感あるけど、「『ぼく地球』の読者にお礼を」という気持ちで描き始めたという作者の言葉だけあって、前作のファンにはたまらないネタがいっぱいです(未来路の出番多くてうれしい(^o^))。
そうそう、作中に京都が出てきたのも嬉しくて、やっぱり私が読むタイミングはこの時だと決まっていたのかな、なんて思ったり。
京都弁の未来路(ミクロ)くんは、ジュディマリのTAKUYAを彷彿とさせるわ。
目つきの悪さが(笑)。
連載が終了したのが1994年だそうだから、20年も前のマンガなわけだ。
この作品は、私の「いつかはあのマンガが読みたい!(でも、何が何でもそのためにお金を貯めて手に入れるぞってほどでもない…)歴」の筆頭に挙がる、非常〜〜に微妙なバランス(「読みたい!」と「そのうち…」)のもとに、先送りにされてきた作品でした。
古本屋で買おうかどうか迷って結局買わず…って何回やったかわかんない!
リアルタイムでどのくらい人気があったのかは、当時の私には知る由もなかったけど、雑誌のマンガ特集なんかでは、おすすめの少女マンガとしてかなりの確率で名前を見かける作品で、「よっぽど魅力的なマンガなんだろうな」っていう印象は、ずーっとずーっと変わらなかった(そのわりに、身近な人からの評価はとんと聞かなかった)。
だから、ずーっとずーっと気になってた。
でも、巻数が多いってのが一番のネックでさ。
やっぱり小学生とか中学生のおこづかいじゃ揃えらんないわけよ。
そして、他にも読みたいマンガはたくさんあるし、新しくて面白いマンガがどんどん出てくる中で、だんだんと「もうけっこう昔の作品だし」「機会があったら読もう」みたいな感じで、優先順位下がっていった。
あらすじを読んでも、いまいちピンとくる内容じゃなかったってのもある。
だけど、それが「できるだけ早いうちに絶対読む!」に“格上げ”されたのは、去年の夏に『かん子のミニミニマンガ入門』という本を読んだから。
この本は、図書館員のためのマンガガイドで、簡単に言えば、予算の限られている(マンガにかける予算なんてもっと限られている)公共図書館や学校図書館に、どんなマンガを置いたらいいか…というマンガの選書指南書なんですね(著者の赤木かん子さんは、子どもの本の世界ではちょっと知られた人)。
この本の何が良かったかって、「アダルトチルドレン(AC)」っていう概念を、かなり中心的なテーマとして取り上げて選書してて、ACっていうカテゴリーだけでも、すごくたくさんのマンガを紹介してたこと!
そう、この本で『ぼく地球(ぼくたま)』がACを描いたマンガだってことを知って、俄然読みたくなったってわけ。
読むまでの話がだいぶ長くなっちゃいましたが…
読んでみて、これはまさに「ACであるが故の壮大なすれ違いの物語」だなって思った。
来世にまで持ち越してるからね…すれ違いを…(^_^;)
ACっていう概念を知らずに読んだら、もしかしたら「えー!?何で相手を信じられないの?信じてあげなよ!かわいそう!」って思ってしまってたかも。
てか、そもそも木蓮が紫苑みたいな人を好きになる意味が理解できなかったかもしれない。
だけど、今の私にはわかる。
信じたいと思っても、信じられない、染み付いた心の癖。
相手に気持ちを確認する方法を学べなかった子ども時代。
感情は表現していいものなのだと知らずに大人になった人の見せる不可解な態度。
たぶん、中学生の私がこのマンガを読んでも、半分も理解できなかったに違いない。
正直、未だに「?」って思うところもあるくらい。
ブックオフで買って、読み終わったらまた売ってしまおうと思ってた文庫本全12巻だけど、気に入って、売れなくなっちゃった。
この先読み返した時に「?」が「!」になるのが楽しみと思ったし。
20年以上前の作品だけど、人間関係を描いたものだから、古く感じないな。
たくさん感情移入した。
時代がかって見えるのはファッションくらいかな。
半分はSFだからってのもあるか。
実は、ブックオフで続編『ボクを照らす月の光―ぼく地球 次世代編―』をたまたま発見し(ホントに続編好きだよなぁ私…笑)、読了後さっそく読み始めちゃった☆
絵がずいぶん変わってて違和感あるけど、「『ぼく地球』の読者にお礼を」という気持ちで描き始めたという作者の言葉だけあって、前作のファンにはたまらないネタがいっぱいです(未来路の出番多くてうれしい(^o^))。
そうそう、作中に京都が出てきたのも嬉しくて、やっぱり私が読むタイミングはこの時だと決まっていたのかな、なんて思ったり。
京都弁の未来路(ミクロ)くんは、ジュディマリのTAKUYAを彷彿とさせるわ。
目つきの悪さが(笑)。