仕事の話。
と言っても、まだ研修中ですが。



うちの会社は、「システム開発」をやってる会社。
「システム開発」っていうと、わかりにくい人多いと思うし、友達とかに説明する時にいつもどう言おうかと考えてしまうんだけど、まぁ簡単に言えば、世の中のいろんなことを便利にするために、「コンピュータに出す命令の内容と順番を考えてる」って感じかな。


最近は、COBOL(コボル)っていうプログラム言語の実習をやってる。先週は、二人一組で、“「得意先別商品別売上日計表」を印刷するプログラム”ってのを作った。課題としての「仕様書」が配られて、設計(命令の内容と順番を紙に書き出す)、コーディング(パソコンで、命令を入力してく)、コンパイル(コンピュータ語に翻訳)、テスト(いろんなパターンできちんと動くかどうか確かめる)の順番にやっていって、最終的にそのプログラムを使って出来た成果物を納品(という名の提出)。
こんな手順。


設計は、複雑なことを超論理的に考えないとといけないから、すごーく脳味噌使うし、コーディングも、まだよく文法がわかってないから、テキストとにらめっこしながらのタイピング。コンパイルでは200以上もエラーが出たり(ひとつひとつ原因を突き止めて、消していかないといけない。ひとつの原因で複数のエラーが消えることもあるけど)、テストのパターンは、あり得る全てのパターンを自分で考えなきゃいけなかったりで、もう本当に毎日頭がパンクしそう。定時の17:30になると、もうへろへろなんです。


でも、「こんなことができるプログラムが欲しい」っていう、仕様書だけの状態から、自分が頭フル回転させて考えて、組んで、試して、最終的に実行したプログラムが、きちんと動いた時の達成感(と疲労感(笑))は、本当に筆舌尽くしがたい…!!って思う。なんか、動いてるのが目には見えないけど、プログラミングもやっぱり「ものづくり」なんだなぁって実感する。


設計はねぇ、「きちんと集中して落ち着いてめんどくさがらずに順を追って考えれば必ず解ける論理クイズ」を解いてるような気分。集中できないと、気持ち悪いくらいわかんなくて苦しいけど、集中できて、スマートなロジックが考え出せた時は、ものすごい気持ちいい!!私、小さい頃から、論理クイズとかけっこう好きだったんだよね〜。
前に付き合ってた人と別れる時に、「理屈っぽい」みたいなことを言われたんだけど。で、それをいつも相談に乗ってくれてた友達に話したら、「理屈っぽいのが、なっちのいいとこじゃん!わかってない…!!」って言ってくれたんですけど。あの時言われた、言ってくれた「理屈っぽさ」を、まさに今活かして仕事してるなぁ(笑)って、今日ふと思ったわ。


あとね、プログラミング言語も、やっぱりひとつの言語なんだなぁ、って思うんだ。文法があって、使う単語が決まっていてさ。そんで、なんかそのことが、この仕事を選んだ自分に対して、納得がいく感じで、面白い。私がIT系の就職したって言うと、「意外!」って言う友達も多いけど、語学系の就職って考えたら、きっと多くの友達が納得すると思う。中学ん時から英語大好きだったし、韓国語も勉強しに留学までしちゃったくらいだし。ね。



今週は、1人で“2つのファイルを組み合わせて、新しいファイルをつくるプログラム”をやっていて、わからない泥沼にはまるともーう大変。特に昨日の午後は、ひどかった…。ひとつのポイントでいくら考えてもわかんなくて、何時間も全然前に進まなくなっちゃって(設計の時点で)。たぶん、4月に入社して以来で一番頭使った気がする。もう考えれば考えるほど泥沼にはまっていって……撃沈、て感じでした。くらくらした。
わっきーが、なんであんなに頭がいいのかが、わかった気がした(笑)。
(※わっきーは、ピースボートのシステムつくってる河童研究家w)


でも、先輩から「そういう時は、一旦考えるのをやめて、時間を置いてみてから改めて考えると、案外するりと答えが出たりするもんだよ」ってアドヴァイスをもらって、スケジュールよりは遅れてたんだけど、居残りはせずにとりあえず帰った。
で、今日の朝。一晩ゆっくり寝て、新しい気持ちで、深呼吸して、「よし!」って思って集中して取り組んだら、本当に割とすぐに問題が解決した!!で、コーディングもコンパイルも予想以上にさくさくと進み、なんと今日の定時の時点で、スケジュールが追いついた…!!
ちょっとはコーディングにも、コンパイルにも慣れてこれてるってことかな…?って思ったら、うれしかったねー、ほんとに。



絶対に何回も何回も見てる箇所なのに、全っ然スペルミスに気付かなかったりすると(たった一文字のスペルミスで、ばーっとたくさんエラーがでたりすることも多い)、ほっんとに大変だけど、見つけた時にはかなり爆笑です。
そういう時は、なんかホッとする、実は。笑えることに。さっきまで、本気で泣きそうで、眉間にシワ寄せて、「わかんない〜!!きぃぃ〜〜!!」って悶々としてたのに、原因はこれだけかよ…!!てゆーか気付けよ…!!って(笑)。

「コンピュータって、すっごい手のかかる子なんですよぉ」って、先輩社員の人が言ってた。スペルミスとかは「機械だから」ってことで、まぁわかりやすいと思うけど。設計する時も、あれもこれもそれもどれも、コンピュータっていうものが、「ひとつずつの処理しか出来ない仕組み」だから、人間が全部考えてあげなきゃいけないわけです。

コンピュータって、このファストな時代の代名詞みたいになってるけどさ、ひとつずつしか処理できないなんて、ある意味とってもスローですけど。
って思いましたけど。



お給料もらいながら楽しく勉強させてもらって、しかもそれがこれから人のために役立つことなんだから、こんな感謝なことはないね。ありがとう。

明日も進みまーす☆